
糸リフトは何本が正解?本数の目安と失敗しない決め方|糸リフトの名医 First Clinic 朝野医師が解説
糸リフトは何本が正解?本数の目安と失敗しない決め方|糸リフトの名医 First Clinic 朝野医師が解説
「糸リフトって、結局何本が正解ですか?」
初めての方ほど、ここが一番気になりますよね。この質問は、カウンセリングやDMで本当によく聞かれます。検索しても「平均◯本」「最低◯本」「◯本も必要ない」など色々な情報が出てきますが、
実際には同じ本数でも執刀医やお客様の状況により仕上がりに差が出ます。
なぜなら、糸リフトの仕上がりは、本数だけでなく以下のように多くの要素が関わっているからです。
- どこが、どの方向に下がっているか
- 皮膚の厚み・脂肪の重さ・骨格の特徴
- 糸の種類
- どの深さに、どの向きで入れて、どこで支えるか
- 脂肪吸引やエンブレイスRFなどの治療を併用するか
本数は大事です。しかし、本数だけを見て決めると、満足度が落ちやすい。ここが、糸リフトが「金ドブ」と言われたり、「思ったより戻った」と感じたりする原因になりやすいポイントです。
この記事では、本数の目安をきちんと出しながら、失敗しない決め方を整理します。
先に大事な前提:糸リフトは“定期メンテ”が基本
糸リフトは、無理のない予算の範囲内で、状態に合わせて定期的にメンテナンスしていく治療として考えるほうが満足度が安定します。
「一回で何十本」「一回で何十万円」のように一度に多くの本数を入れても、一年もすればリフトアップの効果はほとんどなくなるので、費用に対しての満足感は少ない方が多いのではないでしょうか。
糸リフトは、盛れば盛るほど良くなる治療ではありません。入れすぎは費用対効果が落ちるだけでなく、ひきつれ・違和感・凹凸のリスクにもつながります。
私が担当するお客様は、以下の本数が多いです。
- 基本:両側6〜10本
- 多くても:両側12本前後(リフト重視の場合)
「両側12本が絶対上限」とは言いませんが、本数だけ増やすのは危険です。
上手い医師は、少ない本数でもしっかり引き上げられます。
同じ本数でも仕上がりが違う理由
糸リフトの本数について、「両側6本」と言われても、同じ糸を6本とは限りません。糸リフトは、糸の種類が違えば、同じ本数でも仕上がりが変わります。
First Clinicでは、2種類の糸を使い分けます。
- ① 糸リフトプレミアム 引き上げ力が強いリフトアップ重視
「位置を上げたい」時の主役。少ない本数でも変化を出しやすい一方、入れる深さ・向き・支える位置がズレると違和感が出やすいタイプです。 - ② 糸リフトベーシック 引き締め・なじませるための (タイトニング/補強)
強く持ち上げるより「整える」「なじませる」役割。ひきつれが出やすい箇所やフェイスラインの曲線部分など、仕上がりのまとまり・輪郭を作る補助として使います。
同じ「両側6本」でも、糸の特性を理解して正しい入れ方をしないと仕上がりは大きく変わっていきます。
「糸リフトは金ドブ」と言われる理由
SNSで「糸リフトは金ドブ」と言われているのは事実です。
しかし多くの場合、糸が悪いのではありません。金ドブになりやすいのは、だいたい以下のどれかです。
- 適応が薄い顔に糸リフトだけで治療をしている
- 切開リフト級の期待を糸に背負わせている
- 原因が脂肪や皮膚の余りなのに、糸だけで解決しようとしている
- 本数が少なすぎて変化が出ない
- 本数が多すぎてコスパが悪く続けられない。
向いている人に、合っているやり方でやれば金ドブではありません。
逆に、合っていないのに無理にやると、コスパは簡単に崩れます。
糸リフトで失敗しやすい顔のタイプ(不向き/失敗と感じやすい)
糸リフトが失敗しやすい代表はこの3つです。
- エラの張りが強い方(咬筋が発達)
糸の入れ方が難しいケースがあります。
対策:事前にエラボトックスをする/引き上げる方向を工夫する。 - 皮膚がかなり薄い方
層を誤ると、ひきつれが目立つ/糸が浮いて見える不具合が出やすいです。
重要:本数より、正しい深さに入れて、引っ張り過ぎない入れ方。 - 頬コケが強い方(+頬骨が張り出し)
糸で上げた時にひきつれや凹みが強調されやすいです。
注意:たるみが気になっても、糸だけで無理に上げない判断が必要なことがあります。
糸リフトが上手いドクターの共通点(見分け方)
糸リフトは医師で結果が変わりますが、見分け方はあります。
以下の3点を押さえてください。
- 必要最低限の本数で、綺麗に上がっている
症例写真で「糸◯本」と書いてある時、両側6〜10本(多くても12本前後)で自然に綺麗に仕上がっている症例が多い医師は、上手い可能性が高いです。
正直、14本・16本まで増やさなくても成立する方は多いです。少ない本数で結果を出せるのは、入れる深さ・向き・支える位置が上手い可能性が高いからです。 - ダウンタイムの経過(できれば長期)をしっかり載せている
術直後だけでなく、数日後〜1〜2週間、さらに1ヶ月〜数ヶ月まで経過を載せている医師は判断材料として強いです。糸リフトは医師差が出ます。 - 脂肪吸引と糸リフトをセットで日常的に行っている
脂肪吸引後の糸リフトは難易度が上がります。組織が薄いと、ひきつれや凹凸が起きやすいです。普段から同時施術の症例が多い医師は、トラブルを避けながら綺麗に上げる工夫を積み重ねています。
脂肪吸引と糸リフトの併用|単独と何が違う?
脂肪が重いタイプが糸だけを入れると、重さに負けて持続期間が短くなったり、引き上げても物足りなさを感じやすいことがあります。
そういう方は、脂肪を軽くしてから糸で輪郭を整えるほうが、仕上がりが綺麗になります。
また、脂肪吸引で脂肪を取ると、皮膚が余ってたるみが出やすいこともあります。その際は、糸やエンブレイスRFなどの引き締め治療で余った皮膚を引き締めて小顔整形の完成度を上げることができます。
脂肪が多く糸リフトをする場合は、結果として脂肪吸引との併用で最終的なコストパフォーマンスが上がるかもしません。
原因に合わせて、必要な治療を組み合わせることが大切です。
症例紹介


よくある質問
Q:少なめで試して、あとで足すのはアリですか?
「予防」「締まり」が目的ならアリです。
ただし「しっかり上げたい」のに少なめで始めると、物足りなくなりやすいです。結局、最初に“どこを上げたいか”をハッキリさせることが一番大事です。
Q:本数を増やせば持続は伸びますか?
一定までは安定しやすい一方、入れすぎは不自然さやトラブルリスクが上がります。持続は本数だけでなく、糸の種類・入れ方・お顔の条件が絡みます。
朝野医師からのコメント
糸リフトの本数は、悩みの深さだけで決まるものではありません。骨格・脂肪・皮膚の状態・たるみの方向を見て、どこを、どのくらい上げたいかに合わせて、本数や糸の種類を決めていきます。
糸リフトは「一回で詰め込んで終わり」ではなく、無理のない範囲で定期的にメンテナンスしていく治療として考えたほうが、満足度が安定しやすいです。必要以上に本数を増やすのではなく、あなたのお顔に合ったやり方で、自然で綺麗な仕上がりを目指します。
糸リフトをご検討の方は、糸が合っているのか、脂肪吸引や引き締め治療を組み合わせた方がいいのかも含めて率直にお伝えします。まずはカウンセリングで、あなたにとって現実的で納得できるプランを一緒に整理していきましょう。




