クマ取り
裏ハムラ法

INDEX
目の下のたるみ・クマを改善する美容外科手術「裏ハムラ法」がおすすめの人、表ハムラ法との違いを解説します。メリット・デメリットとダウンタイムの過ごし方についてもご紹介いたします。
ABOUT
裏ハムラ法とは

裏ハムラ法とは、目の下のたるみやクマを改善する美容外科手術の一つです。
皮膚を切開せず、下まぶたの裏側(結膜側)からアプローチするため、術後の傷跡が表面に残らない点が特徴です。
この手術では、突出した眼窩脂肪を適切な位置に再配置させることで、目の下の膨らみやくぼみを解消し、疲れや年齢を感じさせない若々しい目元を目指します。
眼輪筋を傷つけずに施術を行うことができるため、仕上がりもより自然な状態になります。目の下のたるみやクマに悩む方から高い評価を受けている手術法です。

MERIT
裏ハムラ法の
メリット
裏ハムラ法を行うメリットは主に6つ。
その理由も紹介していきます。

皮膚表面に傷跡が残らない
裏ハムラ法最大の特徴は、下まぶたの裏側(結膜側)から切開を行う点です。このため、皮膚表面に傷跡が残る心配がありません。
手術後も外見上の変化が自然なので、まつ毛の際や目元の傷を目立たせたくない方にとって安心できる選択肢です。
外反になりにくい
同じく目の下のたるみやクマを改善する美容外科手術の1つに、皮膚の表面を切開して行う「表ハムラ法」という施術があります。この表ハムラ法は術後にまぶたが外側に反り返る「外反」(いわゆるあっかんべーの状態)が起こりやすいと言われています。
一方で裏ハムラ法は外反や皮膚の引きつりが発生するリスクがほとんどなく、日常生活に早く戻れる点が大きなメリットといえます。
涙袋を維持して若々しい印象に
裏ハムラ法では眼窩脂肪を完全に取り除くのではなく、くぼんだ部分に移動させて目元全体のバランスを整えます。
脂肪を再配置することで、目元のたるみやクマを改善しながらも、自然なふっくら感を保つことができます。
特に涙袋が自然な形で維持されるため、若々しく魅力的な目元をキープできます。
ダウンタイムが短く日常生活に戻りやすい
裏ハムラ法は、皮膚表面を切開しないため、術後の腫れや内出血が軽度で済む場合が多く、回復期間が短い点も大きなメリットです。
個人差はありますが、1〜2週間程度で腫れが引き、通常のメイクや日常生活に戻れるケースが多いです。
仕上がりがナチュラル
裏ハムラ法を行った目元は、目の下が不自然に平坦になることがなく、ふっくらと若々しい印象になります。人工的な仕上がりを避けたい人にとって、この点もメリットと言えるでしょう。
長期的な効果
裏ハムラ法によって再配置された眼窩脂肪は血流を保った状態なので生着しやすく、長期的な効果が期待できるとされています。
ただし加齢によるたるみや顔の脂肪増加によって状態の維持が難しくなるケースもあるため、規則正しい生活を心がけるなどご自身によるケアも大切です。
DEMERIT
裏ハムラ法の
デメリット
メリットの多い表ハムラ法ですが、施術によるリスクや副作用についてもチェックしておきましょう。

皮膚のたるみが解消されない可能性
裏ハムラ法では皮膚の切除を伴わないため、皮膚自体のたるみを直接改善はできません。このため、皮膚のたるみが顕著な方は別の施術を組み合わせる必要がある場合があります。
裏ハムラ法だけで悩みの解決が難しい場合は、表ハムラ法などの選択肢を選ぶことができます。
施術の前にはしっかりと医師のカウンセリングを受け、自分に合った治療プランを設計することが大切です。
術後の腫れや内出血
裏ハムラ法は比較的負担の少ない施術ですが、術後には腫れや内出血を生じることがあります。
これらは自然な反応であり、通常1〜2週間程度で改善しますが、術後数日間は腫れが目立つことがあります。人前に出る予定がある方は、施術前後の日程調整をあらかじめしておきましょう。
感染症やアレルギーの可能性
裏ハムラ法は、下まぶたの内部を操作するため、まれに感染症やアレルギー反応が起こる可能性があります。
感染症は適切な衛生管理や術後の抗生物質の使用などで予防が可能ですが、万が一発症した場合には迅速な対応が必要です。
SUPPORT
当院の術後のケアとサポート
当院では、手術を受ける方のリスクや不安を軽減し、日常生活への復帰がスムーズにできるよう、次のようなケアとサポートを行っています。
必要に応じてアイスパックを用いた冷却法を実施
適切な体位での休息を推奨し、早期回復をサポート
腫れや内出血を隠すメイクのコツをお伝えします
必要に応じた経過観察を継続
万が一のトラブルにも迅速に対応いたします
また、手術室の衛生環境を徹底的に管理し、感染症のリスクを最小限に抑える体制も整えています。

RECOMMEND
裏ハムラ法が
おすすめの方
裏ハムラ法がおすすめの人は次のような方です。

目の下の膨らみやクマが気になる方
皮膚表面にできるだけ傷跡を残したくない方
涙袋を維持したい方
ダウンタイムを短く抑えたい方
比較的若く、皮膚の弾力がある方
目の下の膨らみやクマが気になる方
目の下が黒く見える「黒クマ」の正体は、目の下の膨らみと眼窩縁の窪みによってできる「影」です。たるみの原因は、加齢による筋力の低下や皮膚のたるみによって押し出されてしまった眼窩脂肪。この眼窩脂肪を移動する「裏ハムラ」は目の下の膨らみと窪み、クマの解消に適しています。
皮膚表面になるべく傷跡を残したくない方
裏ハムラ法で切開するのは下まぶたの裏側(結膜側)なので、皮膚表面に傷を残したくない方におすすめです。
涙袋を維持したい方
裏ハムラ法は、眼窩脂肪を完全に取り除くのではなく、くぼんだ部分に移動させるため、目元全体のバランスが整えられます。特に涙袋が自然な形で維持されるため、若々しく魅力的な目元をキープすることが可能です。
ダウンタイムを短く抑えたい方
裏ハムラ法では、皮膚表面を切開しないため、術後の腫れや内出血が軽度で済む場合が多く、回復期間が短いのがメリットです。
そのため、仕事や家庭の都合で長期的な休暇を取れない方にも適しています。
比較的若く、皮膚の弾力がある方
裏ハムラの施術では余分な皮膚や筋肉を取り除くことはしません。そのため、加齢などで皮膚の弾力が弱くなって伸びている方の場合、目の下のたるみやクマが解消しない可能性もあります。
このことから裏ハムラ法は20代〜50代くらいで皮膚に弾力がある方に適していると言えます。
NOT RECOMMEND
裏ハムラ法を
おすすめしない方

目の下の皮膚のたるみやシワが多い方
目の下にあまり膨らみがない方
過去に目元の脂肪除去などをしている方
目の下の皮膚のたるみやシワが多い方
眼窩脂肪の重みで皮膚がたるんでいる方の場合、単に脂肪を移動させるだけでは改善が難しい場合があります。また眼窩脂肪を移動することで、逆に目の下のシワが目立つ可能性もあります。裏ハムラ法以外の施術も視野に入れて医師と相談するのが良いでしょう。
目の下にあまり膨らみがない方
裏ハムラ法は目の下にある脂肪を活用してクマを改善する施術です。そのため、もともと目の下の脂肪が少ない方の場合、施術を受けられない場合があります。
COLUMN
裏ハムラ法と
表ハムラ法では
どちらが良い?

目の下のたるみやクマに悩む方の場合、よく一緒に検討されているのが裏ハムラ法と表ハムラ法です。
そもそもハムラ法とは、アメリカの形成外科医であるHamra(ハムラ)医師が考案した施術法です。表側(皮膚表面)からアプローチする「表ハムラ法」と、下まぶたの裏側からアプローチする「裏ハムラ法」があります。
いずれも目元の若返りやクマの改善を目的とした施術法で、目元の状態や希望に応じて選択されています。

表ハムラ法

表ハムラ法は、下まつ毛の際に沿って皮膚を切開し、余分な皮膚や筋肉・脂肪を調整することで、目の下のくぼみや膨らみを滑らかに整えます。
下まぶたの表面の皮膚や眼輪筋を切開し、余分な皮膚や筋肉を取り除きながら、眼窩脂肪を再配置します。
目の下のたるみやしわ、クマを総合的に改善できますが、皮膚表面に傷跡が残る可能性があり、ダウンタイムもやや長くなります。皮膚のたるみやしわが顕著な方に適した方法です
裏ハムラ法

裏ハムラ法は、下まぶたの裏側(結膜側)から切開して眼窩脂肪を移動させるため、皮膚表面に傷跡が残りません。ダウンタイムが短く、皮膚のたるみが少ない方に適していますが、皮膚のたるみやしわの改善効果は限定的です。
当院では、患者様一人ひとりの目元の状態やご希望に合わせて、最適な施術方法をご提案しております。裏ハムラ法と表ハムラ法の違いについて詳しく知りたい方や、ご自身に適した施術をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
PROCESS
裏ハムラ法手術の手順

裏ハムラ法では、まず下まぶたの裏側(結膜側)を切開して施術を行います。切開は目の裏側で行われるため、皮膚表面に傷が残る心配がありません。
切開後、目の下の膨らみの原因となる眼窩脂肪をくぼんでいる部分に移動させ、適切な位置で固定します。必要に応じて余分な眼窩脂肪は除去し、滑らかで自然な目元に整えます。
当院の施術では吸収糸を使用しているため、抜糸の必要はありません。
また、まぶたのたるみ改善の効果を高めるため、モフィウス8を使用した引き締め治療の併用を行っています。
FLOW
当院での手術
の流れ

カウンセリングと診察
カウンセリングでお悩みやご希望を詳しくお伺いし、目元の状態を診察します。裏ハムラ法が適しているかどうかを判断し、施術内容や期待できる効果、リスクについて詳しくご説明いたします。
術後の経過や日常生活への影響についても具体的にお伝えいたしますので、不安や疑問があればどんなことでもお気軽にご相談ください。
手術当日の準備と麻酔
デザイン
手術当日は、下まぶたの脂肪の状態や目元全体のバランスを確認し、理想的な仕上がりを目指してデザインを行います。
当院では、クマ治療の経験が豊富な医師が施術を担当しています。
目元の状態を詳細に診断し、膨らみやくぼみの程度、脂肪の配置、皮膚の状態を丁寧に分析します。それに基づき、一人ひとりに最適な治療プランを作成することで、理想を叶える自然で調和の取れた仕上がりを追求しています。
麻酔
準備が整った後は、静脈麻酔により完全に眠った状態で施術を受けていただけます。
当院では施術中の痛みや不快感をしっかりと軽減し、リラックスした状態で施術を受けられるよう、笑気麻酔と局所麻酔を採用しています。手術中の体動や痛みをなくし、力が入ることによる不要な出血を最小限に抑えます(笑気麻酔は施術料金に含まれています)。
施術
全施術でセプタルリセットを併用
裏ハムラは脂肪を再配置することにより、ほとんどのパターンで脱脂することなく脂肪を再利用します。そのため、術後の再発が不安となる方もいらっしゃるかと思いますが、当院では眼窩脂肪を包んでいた眼窩隔膜という膜も再配置した脂肪を覆うように移動させることにより、再発を極限まで抑え、かつ目元が滑らかな曲線を描くように工夫を行っています。
ティアトラフ靭帯の丁寧な剥離
裏ハムラで最も重要となるのは、ティアトラフ靭帯の剥離です。この剥離の範囲が狭すぎても完全な改善は難しく、逆に剥離を過剰に行うとたるみや神経障害の原因となります。
当院ではクマ取りに特化した医師により、適切な範囲のしっかりとした丁寧な剥離により症状を最大限に改善することが可能です。場合によっては頬の脂肪を同時に引き上げることにより、足りないボリュームを補うことも行っています。
ティアトラフ靭帯
目元にハの字の凹みがある方の多くは、ティアトラフ靭帯と呼ばれる組織構造が主な原因となっていることがあります。このティアトラフ靭帯を剥離しない限り、脂肪注入やヒアルロン酸などではハの字の凹みを完全に改善することはとても難しいです。一度脱脂をした後にこのティアトラフ靭帯をなくす修正をすることは非常に困難であり、やはりどの施術を行うかの適応をしっかりと判断できる医師に診察してもらうことが最も重要なポイントとなります。
手術後のケア
施術後は、状況に応じて腫れや内出血を抑えるための冷却を行い、術後の過ごし方や注意点について詳しく説明します。
術後に気になる点や不安なことがあれば、いつでも医師に相談できるので、安心して過ごすことができます。
DOWNTIME
ダウンタイムの過ごし方
飲酒や激しい運動、長時間の入浴は、術後1週間ほど控えたほうがスムーズに回復します。軽い運動やウォーキングは、術後3日程経過してから無理のない範囲で始めてOKです。

ダウンタイムの期間
術後の腫れや内出血は個人差がありますが、通常1〜2週間程度で落ち着きます。
洗顔、シャワー
洗顔やシャワーは患部が濡れなければ当日からでも可能です。目元には水(お湯)を当てないように注意しましょう。
メイク(化粧)
術後のメイクは患部の様子を見ながら少しずつ行います。当院ではメイクで腫れや内出血を隠すポイントもお伝えしています
コンタクトレンズ
コンタクトレンズの使用は、術後1週間程経過してから再開するのがおすすめです。
飲酒、運動
飲酒や激しい運動、長時間の入浴は、術後1週間ほど控えたほうがスムーズに回復します。軽い運動やウォーキングは、術後3日程経過してから無理のない範囲で始めてOKです。

FUTURE
裏ハムラ法で失敗しない
ポイントを押さえよう
目の下のたるみやクマを改善する施術にはいくつか種類があります。一度脱脂してしまうと眼窩脂肪は再生しないため、単一の施術メニューではなく複数の施術が可能な医師に依頼して最適な施術を選択できるようにすることが重要です。
当院では施術前のカウンセリングで医師が皮膚状態を詳しく確認し、裏ハムラ法だけで解決が難しい場合には、表ハムラ法などの選択肢も提案しています。
自分の悩みに合ったオーダーメイドの治療プランで、満足度の高い理想の目元を目指しましょう。