【顔の脂肪吸引】どこを取ってどこを残す?老け見えを防ぐ脂肪の取り方を美容外科医が解説

顔の脂肪吸引、どこを取ってどこを残す?「ポジティブ・ネガティブゾーン」の考え方

「顔の脂肪吸引をすれば、とにかく小顔になれる」
そう思っていませんか?

顔の脂肪吸引には、顎下や頬、ジョールファット、メーラーファットなどさまざまな部位があります。しかし、「気になる部位の脂肪をたくさん取ればいい」というものではありません。脂肪の取り方を見誤ると、かえって老けて見えたり、たるみが目立って見えたりすることがあります。

今回は、First Clinicの朝野 朋医師が、顔の脂肪吸引で重要となる「ポジティブゾーンとネガティブゾーン」という考え方と、美しい輪郭をつくるうえで欠かせない「脂肪配置のバランス」について解説します。

小顔を目指して脂肪吸引を検討している方、頬コケやたるみ感が気になっていて脂肪の取り方に不安がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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脂肪吸引の誤解|「たくさん取ればいい」は正しくありません

顔の脂肪吸引をご希望される方の中には、「ここが気になるから、この脂肪はできるだけ全部取ってほしい」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

ですが、脂肪は単純にたくさん取れば取るほど美しい小顔になるわけではありません。重要なのは、顔全体のバランスを見ながら、骨格に合った自然な曲線になるようにグラデーションをつけて脂肪を調整することです。

顔は、どこか一部だけを見て判断すると全体の印象が崩れやすい部位です。正面だけでなく、斜めや横顔まで含めて、どこに厚みがあり、どこにボリュームを残すべきかを見極める必要があります。

その美しい曲線と立体感をつくるために、朝野医師が脂肪吸引で重視しているのが、「ポジティブゾーン」と「ネガティブゾーン」という考え方です。


成功の鍵を握る「ポジティブゾーン」と「ネガティブゾーン」

顔の脂肪には、バランス上、比較的調整しやすい部位と、慎重に残すべき部位があります。朝野医師はこれをわかりやすく、「ポジティブゾーン」と「ネガティブゾーン」という考え方で整理しています。

ポジティブゾーンとネガティブゾーンの部位の色分け図

ポジティブゾーン|比較的調整しやすい脂肪

ポジティブゾーンとは、主に顔の下側、つまりフェイスライン、顎下、口横などの脂肪を指します。

顔のたるみや重さは、重力の影響を受けて下側に集まりやすくなります。そのため、こうした部位の脂肪を適切に調整することで、フェイスラインがすっきりと見えやすくなります。

ただし、ここも無制限に取ればよいわけではありません。あくまで大切なのは、その方の骨格や皮膚の状態に合わせて、過不足のない範囲で整えることです。

ネガティブゾーン|慎重に残すべき脂肪

ネガティブゾーンとは、主に顔の上側、たとえば頬の上部やメーラーファットなどの脂肪を指します。

この部分の脂肪は、若々しさや立体感、やわらかな印象を保つうえで重要な役割を持っています。ここを必要以上に減らしてしまうと、頬コケが強調されたり、やつれた印象や疲れた印象につながったりすることがあります。

たとえば「頬」とひとことで言っても、実際にはかなり広い範囲を含みます。その広い範囲の脂肪を均一に取ってしまうと、自然な輪郭ではなく、不自然にこけた印象になってしまうことがあります。だからこそ、どこが取るべき脂肪で、どこが残すべき脂肪なのかを見極める視点が重要になります。


美しい輪郭をつくる「脂肪配置のバランス」とは?

朝野医師が顔の輪郭を考える際に、特に重視しているのが「脂肪配置のバランス」です。

脂肪は、いくらでも取ってよいものではありません。むしろ、美しく見える顔には、残すべき場所に適度なボリュームが残っているという共通点があります。

具体的には、次のような考え方です。

  • 下側(ポジティブゾーン):重たく見えやすい部分をすっきりさせる
  • 上側(ネガティブゾーン):若々しさや立体感につながる脂肪を適度に残す

このように、顔の上側に適度なボリュームが残っていることで、視覚的に重心が上がり、引き締まって見えやすくなります。反対に、上側まで取りすぎると、かえって下側のたるみ感が目立って見えることがあります。

つまり、脂肪吸引で大切なのは「どれだけ減らすか」ではなく、「どこを減らし、どこを残すか」です。バランスよく設計することで、たるみが改善したように見えたり、顔全体が若々しく整って見えたりする視覚効果につながります。


顔の脂肪吸引で起こりやすい失敗|バランスを無視するとどうなる?

顔の脂肪吸引は、一見シンプルに見えるかもしれませんが、実際には非常に繊細で難しい施術です。特に、ポジティブゾーンとネガティブゾーンの考え方を十分に理解しないまま施術を行うと、仕上がりに大きな差が出ることがあります。

たとえば、患者様が気にされているからという理由だけで、ネガティブゾーンの脂肪まで必要以上に取ってしまうと、次のような変化につながることがあります。

  • 逆にたるんだように見える
  • 頬がこけて、やつれた印象になる
  • 皮膚のたるみ感やシワ感が目立ちやすくなる

こうした変化は、脂肪吸引という施術そのものが悪いのではなく、脂肪の残し方・減らし方のバランスが適切でなかったことによって起こるケースがあります。

顔の脂肪吸引は、単純に小さくする施術ではなく、輪郭を整える施術です。だからこそ、気になる一部だけを見るのではなく、顔全体の重心や立体感を踏まえた設計が必要になります。


脂肪吸引だけで終わらないこともある|糸リフトや脂肪注入との組み合わせ

顔の輪郭づくりは、必ずしも脂肪吸引だけで完結するわけではありません。脂肪を減らすだけでは理想の印象に届きにくい場合には、糸リフトや脂肪注入などを組み合わせて全体のバランスを整えるケースもあります。

たとえば、下顔面の重さが気になる場合には脂肪吸引で引き算を行い、頬コケや額・こめかみのボリューム不足がある場合には脂肪注入で足し算を行う、といった考え方です。さらに、脂肪吸引後のたるみ防止のために、糸リフトを併用することで、より滑らかなラインを目指せることもあります。

このように、顔の輪郭形成では「取る」だけでなく、「引き上げる」「補う」という視点も大切です。朝野医師は、顔全体の調和を見ながら、その方に合った組み合わせを検討しています。


まとめ|顔の脂肪吸引は「バランスを見極められる医師選び」が重要です

顔の脂肪吸引は、単に脂肪を吸い出すだけの施術ではありません。美しい輪郭をつくるためには、次のような視点が必要です。

  • ポジティブゾーンとネガティブゾーンを見極めること
  • 骨格に合わせて自然なグラデーションを設計すること
  • 必要に応じて糸リフトや脂肪注入を組み合わせること

つまり、顔の脂肪吸引は「どれだけ取るか」ではなく、どのようなバランスをつくるかで結果が変わる施術です。小顔を目指したい方、頬コケやたるみ感が気になる方は、脂肪の引き算と足し算の両方を踏まえて提案してくれる医師に相談することが大切です。

First Clinicでは、朝野医師が骨格や脂肪のつき方、たるみの状態を確認しながら、その方に合った輪郭形成をご提案しています。顔の脂肪吸引でお悩みの方は、ぜひ一度カウンセリングでご相談ください。

※施術には適応の個人差があります。リスク・副作用・ダウンタイムについては、診察時に必ずご確認ください。

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